① セルフメディケーションって何?
自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることです
② セルフメディケーションを行うには何をしたらいいの?
○適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠・休息を心がけ、体調管理(体温・体重・血圧等の測定、健康診断受診等)を継続するなど、日頃から健康を意識することです
⇒健康の維持、生活習慣病等の予防や改善・重症化予防、ひいては健康寿命の延伸を目指すこととなります⇒結果的に、医療費の節約につながります
③ 薬剤師によるセルフメディケーションのお手伝い
○セルフメディケーションは、自ら取り組むものですが、薬剤師はそのサポートをします
○頭が痛い、おなかが痛い、熱があるなどは日常によく起こる症状ですが、それらの症状のかげに重大な病気が潜んでいることもあります
○特に、突然生じた症状や今までに経験のない症状には注意が必要です
○市販薬を使用するか?それとも医療機関を受診すべきか?判断に迷うときには、薬剤師にご相談ください
○ご相談の際には、次の事項を薬剤師にお伝えください
- どのような症状が?
- どの程度の強さで?(ちょっと気になる、仕事に支障はない、仕事がするのが辛い)
- いつから?
- 突然なのか? 徐々になのか?
- その症状は時間の経過に伴って良くなってきた?ひどくなってきた?
- 主症状の他にも症状があるか? など
- 健康食品 との飲み合わせは?
《薬を上手に使う3つのポイント》
- 症状に合う薬を服用する→ 症状が1つなのか、または複数あるのか確認しましょう
- 生活に合う薬を選ぶ→ 例えば薬には眠くなる成分もあるので、車の運転、機械の操作をする場合には、服用できません!要注意です!
- 体質や服薬状況に応じた薬を選ぶ→
お薬手帳を活用して、ご自身の持病や服用中の薬をすべて記載し、理解しておきましょう
⇒以上のことを踏まえて、薬の添付文書に記載された作用や副作用、使用方法などをよく読んで、正しく使いましょう!
分からないことは、薬剤師にお尋ねください
○薬を購入するときのポイント
- 効能・効果…ご自身が必要としているものか
- 用法・用量…ご自身の生活環境などにあっているか
- 成分・分量…1回量は何錠(カプセル)なのか、以前に使用して副作用などの症状が起こった成分が入っていないかなどを確認
- パッケージの「注意」で「次の方は服用しない」に該当するかを確認 等
- その他、どのような副作用があるのか、ご自身が使用することは安全かどうか(持病、妊娠中、授乳中等)など
⇒市販薬を購入する際も『薬剤師』に相談しましょう
④ 薬にはどんな種類があるの?
薬局やドラッグストアで、処方箋なしで買える薬です
『OTC医薬品(要指導医薬品・一般用医薬品)』と言われています
○処方薬
医療機関を受診して、医師や歯科医師が処方する薬です
『医療用医薬品』と言われています
⑤ 「かかりつけ薬剤師」を持ちましょう!
○症状に合った薬を正しく使うことが大切
- 今の症状にはどのような薬が良いのか?
- どのくらい様子を見て受診をするべきか? 等
⇒ふだんから気軽に相談できる『かかりつけ薬剤師』を持ちましょう
⇒お薬手帳を活用しましょう
⑥ セルフメディケーション税制ってなに?
○健康診断・予防接種等を受けている人が、指定された市販薬を購入することで、所得控除が受けられる税制です(特定の医薬品購入に対する税制「医療費控除の特例」)
○所得控除には一定の条件がありますが、誰でも申請できます
★日本一般用医薬品連合会HP「知ってトクする!セルフメディケーション税制」
https://www.jfsmi.jp/lp/tax/declare/
★国税庁HP「No.1129 特定一般用医薬品等購入費を支払ったとき(医療費控除の特例)【セルフメディケーション税制】
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1129.htm