公益社団法人 日本薬剤師会

令和3年度「薬剤師の資質向上に向けた研修に係る調査・検討事業
(ICTを活用した業務等に係る薬剤師の資質向上)」報告書

 本会ではこの度、令和3年度厚生労働省「薬剤師の資質向上に向けた研修に係る調査・検討事業(ICTを活用した業務等に係る薬剤師の資質向上)」(以下、ICT事業)の報告書をとりまとめました。
 本事業の目的は、情報通信技術の進展や高度化、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために情報通信技術(ICT)をこれまで以上に活用することが求められているという背景のもと、「医療の安全を確保したうえで、薬剤師がオンライン服薬指導等のICTを活用した業務を適切に対応するために必要な知識及び技能等の調査・検討を実施するとともに、これらを薬剤師が習得可能とするために必要な研修内容・方策等についても検討を行うことにより、最新のICT技術に対応した薬剤師を養成すること」であり、これを受け、本会ではICTの活用を通じて薬剤師業務の資質向上、医療安全の向上等を図る観点から必要な研修プログラム・資材を検討・策定するとともに、広くe-ラーニング形式での研修環境を整えるべく、事業を実施いたしました。
 近年、薬剤師を取り巻くICT環境は急速に進展しております。薬剤師各位におかれましては社会的要請も踏まえ、本事業成果等も活用しながら、適切にシステム導入並びに薬剤師業務への活用を図っていただければと存じます。
 なお、本事業の実施成果である薬剤師のICT研修プログラム(e-ラーニング)並びに研修プラットフォームにつきましては、令和4年度も引き続きその整備・提供等を進めているところです。詳細につきましては今後、当会・都道府県薬剤師会等よりご案内申し上げます。

令和3年度「薬剤師の資質向上に向けた研修に係る調査・検討事業(ICTを活用した業務等に係る薬剤師の資質向上)」報告書

※一連のICT研修プログラム並びに日本薬剤師会研修プラットフォームについては以下をご参照ください。