日本薬剤師会が2021年に実施いたしました「AMR対策に関する抗菌薬使用量調査の地域における検討」(研究責任者:京都薬科大学薬学部教授 村木優一、日本薬剤師会副会長
宮﨑長一郎)の研究成果が『Antibiotics』に掲載されました。
全国の保険薬局のレセプトコンピューターに保存されている調剤データを用いて抗菌薬の使用量を収集し、新規指標としてDPM(defined
daily
doses/prescription/month)を確立することによって、本邦では初めて全国的な保険薬局データに基づく抗菌薬の処方動向を明らかにできました。これにより、薬局単位あるいは地域におけるAMR対策のためのデータ収集・評価が可能となり、薬局薬剤師による抗菌薬使用状況に基づいたAMR対策の推進が期待されます。
日本で初めて明らかとなった全国の薬局から収集した調剤情報に基づく抗菌薬使用動向とその影響因子の探索(第55回日本薬剤師会学術大会)