令和6年6月より、これまでの調剤後薬剤管理指導加算の対象が慢性心不全患者にも拡大され、調剤後薬剤管理指導料として新設されました。医療機関と薬局が連携して慢性心不全患者の治療薬の適正使用を推進することが求められています。また、薬剤師が心不全治療の現場に積極的に介入することにより、再入院の減少、服薬遵守、患者の知識向上、患者のQOL向上が期待されています。
そこで、本会では、慢性心不全患者の指導に活用するための資材として、日本心不全学会と協働し、「薬剤師による心不全服薬管理指導の手引き」を作成いたしました。
本手引きは心不全患者に対して、薬剤師が医師や他職種と連携するにあたり、必要と考えられる内容をミニマムリクワイアメントとして明確にしたものです。
本手引きを活用し、心不全患者へのより良い治療が推進されることを望みます。