公益社団法人 日本薬剤師会

活動報告

「国民医療を守るための総決起大会」開催される

決意表明を行っている岩月会長

頑張ろうコール

 医療関係など42団体から成る国民医療推進協議会(会長:松本吉郎日本医師会会長、副会長:岩月進日本薬剤師会会長他)は、令和6年11月22日、日本医師会大講堂で「国民医療を守るための総決起大会」(参加者:約1,000名)を開催しました。公定価格で運営する医科・歯科医療機関、薬局、訪問看護、介護施設等は、人件費、光熱費・食材料費等の上昇分を価格に転嫁できないため、「医療・介護分野における賃上げと物価高騰、技術革新への対応には十分な原資が必要」とし、国民の生命と健康を守るため、医療・介護を提供するために必要な「適切な財源確保」を国に強く要望することを決議しました。
 岩月会長は同大会の中で、「薬局は厳しい経営状況にあっても、地域住民・患者に必要な医薬品を適切に提供することを使命とし、個々の努力により医療提供に尽力してきた。しかし、医科・歯科医療機関、訪問介護、介護施設等と同様に、物価等の高騰の影響を受けて、薬局経営は非常に厳しい状況にある」と述べました。
 さらに、「中間年改定を含む7年連続の薬価改定により、薬局における備蓄医薬品の急激な資産の目減りが生じている上に、昨今の医薬品の供給不足が拍車をかけ、適切な医薬品提供を維持・継続するための備蓄費用の増加も余儀なくされ、薬局経営を著しく圧迫している」とも述べ、「何としても、全ての国民に適切な医療・介護を提供し、国民の生命と健康を守るために、適切な財源を確保するよう強く要望を申し上げる」と決意表明を行いました。

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