日本健康会議 医療DX推進フォーラム 「使ってイイナ!マイナ保険証」を開催
日本健康会議は4月25日、医療DX推進フォーラム
「使ってイイナ!マイナ保険証」を開催し、武見敬三厚生労働大臣、齋藤健経済産業大臣、河野太郎デジタル担当大臣他が出席しました。本会からは山本信夫会長が出席し、関係団体の代表と共にマイナ保険証の利用促進に向けた共同宣言を行いました。
武見大臣は冒頭の挨拶で、12月2日に健康保険証の新規発行を取りやめ、マイナ保険証を基本とする仕組みに円滑に移行するためには「国民への丁寧な説明と周知が重要である」とし、今回のフォーラムを皮切りに、5月からの3か月間を「マイナ保険証利用促進、集中取組月間」と位置付け、「マイナ保険証の利用促進にあたり、医療界、経済界、保険者、国が一体となって取り組むことが重要。総力を挙げて取り組んでいく。」と述べました。
国民向けの広報では、様々な年代の人にマイナ保険証の使い方や利便性を広く知っていただくために、内藤剛志氏、なかやまきんに君氏、王林氏を起用したマイナ保険証の利用促進PR動画が作成され、初公開されました。動画内容は、「マイナきんにくん登場」篇、「内藤さんのメリット」篇、「王林さんのメリット」篇、「スッ・顔・ピッの使い方」篇の全4本で、本年5月より、全国各地で配信される。
フォーラムの第2部では、医療機関、歯科医療機関、薬局、事業主、健康保険組合、市町村国保より、各取組事例が報告されました。
薬局の取組事例報告にあたり、山本会長は「医療の質向上にはマイナ保険証の利活用が欠かせない」とし、「各薬局にデジタル推進委員を配置し、来局者に対してマイナ保険証の活用を呼びかけるなどの運動を今後も進めていきたい」と述べました。
続いて、渡邊大記副会長が薬局における具体的な取組事例を報告し、マイナ保険証を活用することで「薬局において今まで見られなかったデータが見られるようになったことは大変大きい」と指摘。院内投薬による薬剤情報を確認できたことで相互作用を回避した事例や、特定健診情報や歯科の受診状況を服薬指導に反映させた事例を紹介しました。