山本信夫会長 被災地の現状把握並びに石川県薬剤師会及び派遣薬剤師を含む災害医療チームの表敬訪問のため石川県に
山本信夫会長は、2月23日、24日に石川県を訪れ、令和6年能登半島地震の被災地の現状を把握するとともに、災害医療支援活動を行っている石川県薬剤師会及び都道府県薬剤師会より派遣された薬剤師を含む災害医療チームを表敬訪問しました。
山本会長は、2月23日に、田中千尋日本薬剤師会理事と共に、災害本部として設置された柴垣現地本部(国立能登青少年交流の家・羽咋市柴垣町)で全体ミーティングに出席し、ミーティングに参加した薬剤師に対し、日々の支援活動に対する謝意を述べました。
ミーティングでは、珠洲、輪島、門前、七尾港チャーター船(防衛省確保船舶「はくおう」及び「なっちゃんworld」)、金沢市内1.5次避難所の各災害拠点に派遣された薬剤師より、現状の医療供給体制や、災害処方箋の枚数、処方内容の傾向等が報告され、今後の災害医療支援活動のあり方や課題等について積極的に意見交換が行われました。
また、山本会長は、2月24日に、田中理事、石川県薬剤師会の中森慶滋会長、崔 吉道副会長、乙田雅章常務理事と共に、まず、輪島市役所(DMAT輪島指揮所)を視察。福島県DMAT、愛知県JMAT、京都府JRAT、札幌市役所等の関係者に、災害医療支援活動等に対する謝意を述べました。
次に、輪島市ふれあい健康センターに設置された薬剤師班の活動拠点「ふれあい健康センター内薬剤師ブース」を視察。石川県薬剤師会、東京都薬剤師会より、OTC等の保管及び供給等の活動状況が報告されました。その後、大規模な火災が起きた輪島朝市を訪れ、犠牲者に献花を行うと共に、被災地域にある会員薬局にお見舞いと激励の言葉を述べました。
輪島市役所門前総合支所では、設置された薬剤師班の活動拠点「日本薬剤師会
門前町派遣チーム」にて北海道薬剤師会、千葉県薬剤師会、福岡県薬剤師会、八千代市薬剤師会のモバイルファーマシーの活動状況等を確認。薬剤師会と近隣で支援に当たる医療従事者との活動を視察しました。
石川県薬剤師会の災害対策本部では、石川県薬剤師会の柏原宏暢副会長、竹端裕常務理事も出席し、刻々と変化する医療ニーズに合わせた地区毎の医療支援体制等について意見交換を行い、引き続き、災害医療支援活動にあたり連携・協力を行っていくことを確認しました。