医療関係9団体,感染症再拡大に伴う緊急声明を発表
三師会,日本看護協会,四病院団体協議会及び東京都医師会は7月29日,日本医師会館において緊急記者会見を開催し,
9団体連名による「緊急声明」を発表しました。
7月以降,新型コロナウイルス感染症患者が爆発的に増加していることから,「何としても今後の感染拡大と医療の逼迫を避けるため,危機感の共有と対策が必須」「入院治療の必要な感染者数,入院調整のための待機や自宅療養数,施設療養者数も急激に増え,重症者用病床使用率がステージⅣの指標に達していなくとも医療が逼迫している」と訴え,全国の感染症再拡大を防ぐ措置を政府に要請しました。
また,山本会長の代理で会見に臨んだ日薬・安部副会長は,現状の課題について,「一日も早く国民が,ワクチン接種を済ませる体制の確保が必要」「接種体制の確保については,集団・個別・職域等の接種の場において,これまでも接種が円滑に進むよう,可能な限り様々な協力体制を組む」「今後も,医療職種の一員として,一日も早い接種の完了に向けて最大限の協力を惜しまない」と述べ,政府に対しては「ワクチンの確保に向けて,なお一層の尽力をお願いしたい」と求めました。