福岡県
くすりと健康フェア2018
平成30年10月20日(土)に、福岡天神大丸エルガーラ・パサージュ広場で「くすりと健康フェア2018」を開催しました。オープンスペース会場でどなたでも気軽に体験できるアウトリーチ型のイベントです。
フェアの内容は?
テーマ別のブースをつくりました。血管年齢測定、InBody470を使った体成分チェック、肺チェッカーを使った肺年齢測定・禁煙相談、セルフメディケーション・お薬相談、パネル展示、試食コーナー、地場製薬協会粧品展示及びサンプル調査・販売、また栄養士会、介護支援専門員協会と連携し栄養相談から介護相談、福岡県薬務課によるVR(仮想現実)のテクノロジーを用いた薬物疑似体験コーナーなど行いました。
また、今回はステージイベントとしてオープニングに主催者代表挨拶、スタンプラリー紹介、各コーナー紹介、麻薬探知犬によるデモンストレーション、薬剤師による「知っているようで知らないこと」ミニクイズ大会も行いました。
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今年度は、ステージイベントも行いました
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〔肺年齢測定〕息を吐くのが難しかったようです
どのような広報活動を行いましたか?
今回、福岡県薬剤師会ではひとりでも多くの県民に「かかりつけ薬剤師・薬局」の言葉を覚えていただくことを目的としました。そのための新聞広告、TVスポット広告、デジタルサイネージを活用した広報活動を行いました。開催日直前の19日(木)には「めんたいワイド掲示板」の30秒PRに出演し、開催案内を行いました。
開催当日、会場周辺では「くすりと健康の週間」の周知・イベントの街頭サンプリングを6,000人に行ったこともあり、当日のブースはどこも賑いました。
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受付にはオープン前から行列ができました
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当日は6ヵ所で街頭サンプリングを行いました
好評だった企画は?
血管年齢やIn Bodyを使っての体成分分析はとても人気でした。健康関連のテーマでは血管疾患への関心が高く、また正確な体成分を測定し、数値で健康レベルがわかるといったものは人気があります。
また結果を栄養相談、お薬相談、介護相談、またご家族の相談へと展開でき、多職種連携の機会をつくることができました。この点に関しては、多職種の医療者からも評価いただきました。
工夫した点は?
体験型イベントやコーナーラリー(各コーナーでスタンプを押す仕組み)でスタンプを集め、抽選でギフト券をプレゼントする仕組みを考えました。まんべんなくブースを回っていただくことを目的としたもので、その動線についても検討しました。
また、子ども連れの親御さんも体験していただけるよう、子ども向けのブースを設置、今回はスライム作りのブースを作りました。薬や健康というと、どうしても中高年の方が多くなりますが、「子どもが楽しめるブースがあってよかった」との声も聞かれました。
参加者の反応はいかがでしたか?
昨年に続きオープンスペース会場での開催ということで、誰もが体験できるアウトリーチ型イベントであることを意識しました。体験型イベントに参加された方々は自分の成績表が出ると、その結果に基づいて真剣に相談されていました。来場された方々の、健康への意識が高いことを実感しました。
今年は「第五次薬物乱用防止五ヵ年戦略」の策定が予定されていることから、違法薬物対策に関する取り組みや戦略の周知を着実に行うためステージイベントとして「麻薬探知犬によるデモンストレーション」も行いました。イベント中はステージの周りにも多くの方が集まり、興味深そうに観ていらっしゃいました。
地域住民へのメッセージをお願いします
いつも県民の皆様の身近な存在である「薬局」。健康で困った時はいつでも相談できる場所(ファーストアクセス)を目指しています。健康寿命の延伸をお手伝ができればと考えています。
来年も「薬と健康の週間」にて開催を予定しています。心よりお待ちしておりますので、ぜひお立ち寄りください!
イベントの主催者や参加団体について
開催主催者:福岡県/福岡県薬業団体連合会
参加団体:公益社団法人福岡県栄養士会、公益社団法人福岡県介護支援専門員協会、門司税関