東日本大震災関連
東日本大震災における活動報告書
平成24年3月9日
日本薬剤師会では、東日本大震災1周年を前に、東日本大震災における本会の活動報告書を取りまとめましたので、公表いたします。
東日本大震災が発生した平成23年3月11日当日、直ちに災害対策本部を立ち上げ、その後、都道府県薬剤師会との連携のもと、被災地における医薬品の安全・安心な供給と使用を確保するため、特に被害の大きかった岩手・宮城・福島の3県を中心に、約4ヵ月にわたり継続的に薬剤師の派遣を行いました。その結果、被災3県を除く44都道府県薬剤師会より、実人数2,062人、延べ8,378人の薬剤師が被災地に出動し、支援活動を行いました。環境が困難な中、支援活動に参加いただいた薬剤師の皆様、また薬剤師の救援活動等にご協力を賜りました関係者の方々に深く感謝申し上げます。
今回の経験が、一つの糧として今後の薬剤師の災害活動に繋がれば幸いです。
最後に、被災地の方々が震災前の生活に戻り、健康な生活が送れるよう、1日も早い復旧・復興を心からお祈り申し上げます。
東日本大震災における活動報告書【PDFファイル:46ページ,6.66MB】
東日本大震災時におけるお薬手帳の活用事例
平成24年6月6日
平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、津波被害等により医療機関や薬局、カルテや薬歴等の医療インフラが大きな被害を受けました。
そのような環境の中、お薬手帳の活用により、スムーズかつ適切に医薬品が供給され、適切に医療が提供される場面が多く見受けられました。
今般の災害で、お薬手帳が医療情報を集積・共有する媒体として有用であったこと、またお薬手帳による患者への医療情報の開示により納得・安心して医療を受けることにつながるなど、お薬手帳の有用性が改めて経験として得られたことから、日本薬剤師会では、お薬手帳の活用を一層推進するため、震災時におけるお薬手帳の活用事例を収集いたしました。
これらお薬手帳の活用事例が広く周知されることにより、お薬手帳がより一層、医薬品の安全・安心な供給と使用のために有用なツールとして普及・活用されることを期待いたします。