日本薬剤師会認証局は、2016年4月、公益社団法人日本薬剤師会により、「薬剤師資格証」を発行する組織として会内に設置されました。
本認証局は、日本薬剤師会会員をはじめとする薬剤師国家資格の所有者（非会員を含む）に薬剤師資格証を発行します。
本認証局が発行する電子証明書は、厚生労働省『保健医療福祉分野PKI認証局 署名用証明書ポリシ』及び『保健医療福祉分野PKI認証局 認証用(人)証明書ポリシ』に従っています。
日本薬剤師会認証局について
日本薬剤師会認証局・薬剤師資格証について
薬剤師資格証とは
「薬剤師資格証」とは、所持する人が薬剤師であることを証明する「物」であると同時に、内蔵するICチップに電子的なHPKI（保健医療福祉分野公開鍵基盤：Healthcare Public Key Infrastructure）証明書を内包し、電子署名等にも利用できる物です。
HPKI証明書は、医療ICTの世界で電子的な印鑑として利用できる「電子署名（Digital Signature）」と通行証の役割をする「認証（Authentication）」に利用可能です。
例えば、今後、一層の発展が予想されるICT技術を用いた地域医療情報連携基盤へのログインや、その中で利用する医療情報への電子署名、電子処方箋への調剤済み印の押印等への利用が見込まれます。
また、薬剤師資格証は、国が発行する薬剤師免許証を基に、本会が発行する薬剤師の身分を証明する「物」になりますので、大規模災害時等に薬剤師資格を示すこと等が可能と考えています。
デジタル薬剤師資格証について NEW!
既存のカードユーザー様向けのデジタル薬剤師資格証を段階的に発行開始しました。
発行対象者および発行予定日等については、こちらをご確認ください。
発行対象者および発行予定日等については、こちらをご確認ください。
本会において2024年秋に開始予定のマイナポータルを経由したHPKI申請(以下、「マイナポ申請」)を行った場合、ICカードである薬剤師資格証を発行いたしません。（マイナポ申請の利用者の場合、電子処方箋等への電子署名はスマートフォン・マイナンバーカード等の認証を用いたHPKIセカンド電子証明書で実施します。また、ICカードである薬剤師資格証の発行を予め希望する場合は、マイナポ申請ではなく、従来の紙申請をしていただく必要があります。）
そのため、マイナポ申請を行った利用者は、対面等で薬剤師であることを証明する「物」がない状態となることが懸念されました。
そこで、本会では、カードの券面提示を代替できる「物」として、スマートフォンなどの画面にユーザーの券面情報を提示することが可能な「デジタル薬剤師資格証」を開発しました。
デジタル薬剤師資格証は、スマートフォン等のブラウザを用いて、専用のログインページで認証を行うと、薬剤師資格証と同様に薬剤師資格を持つ利用者の氏名、顔写真等をスマートフォン等の画面上に表示し、提示することが可能です。
さらに、デジタル券面上には、ブロックチェーンと連動した券面の有効性検証用QRが表示されており、券面を提示された側は、これをスマートフォン等で読み取ることにより、改ざんされたデータ等を用いた不正な画面でないことを検証することが可能です。
(デジタル薬剤師資格証は株式会社サイバーリンクスのデジタル証明書発行サービス「CloudCerts®」を利用しています。)
なお、上記の通り、デジタル薬剤師資格証はカード券面の提示を代替するものであり、HPKI電子署名機能はありません。
デジタル薬剤師資格証の基本的な機能、使い方等については、デジタル薬剤師資格証ユーザーズマニュアルをご参照ください。
